『スモーキング・ハイ』

40歳の童貞男』の監督/脚本/製作を手がけたジャド・アバトーと同作にも出演していたセス・ローゲンが、
『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』で大ヒットを飛ばした後に再びタッグを組んだぶっ飛びコメディ。
“パイナップル・エクスプレス”という極上マリファナが発端となって巻き起こるドタバタ騒動を、
アバトー作品ならではのユーモアたっぷりに描いてます。



ストーリーは
マリファナ中毒のデール(セス・ローゲン)と売人のソール(ジェームズ・フランコ)は、
ある日“パイナップル・エクスプレス”という極上レア物を手に入れて大興奮。
ところが、それを車中で吸っていたデールがうっかり殺人事件を目撃し、焦ってブツを現場に投げ捨てたため、
そこから身元が割れて殺人犯のテッドから命を狙われるハメに。
二人は友人のレッドも巻き込んで必死の逃走を試みるが・・・。




ヤク中で高校生と付き合っているダメ男を演じているのは、もちろんセス・ローゲン!!!
本作ではアバトーと共に脚本/原案も手がけてます。
ローゲンは、オーウェン・ウィルソン主演のアパトー製作作品『Mr.ボディガード/学園生活は命がけ!』でも脚本/原案をやってたね。
共演には『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコ
制作のアパトーから“ファニーなフランコが見たい”と熱いリクエストを受けてのキャスティングだったらしいけど
ラリってるマリファナ中毒の強烈キャラは充分“ファニー”でいい感じです。
ジェームズ・フランコといえば、
ニコラス刑事が自ら監督し、もう少し若ければ自ら演じたかったとズーズーしい発言をした『SONNY ソニー』で
男娼をニヤつきながら演じていたのが印象的。(ニコラス刑事は懲りずに『ゴーストライダー』で30代の主人公をズーズーしく演じていたが・・・)
ガス・ヴァン・サント監督の最新作『ミルク』では、ショーン・ペンの運命の恋人を演じていて、これがよかった!!!
あのマドゥンナの元ダンナで今年のオスカー受賞者でもあるショーン・ペンとバッチリわたりあってます。
『ミルク』は傑作なので是非多くの人に観てほしい・・・と話はズレてしまいましたが、話は戻って『スモーキング・ハイ』。
マリファナ称賛というか、劇中スパスパ吸いまくってハイになっている映画なんて、やっぱりアバトーらしいよね。
ターミネーター並みに何をやっても死なない主人公たちもかなり笑えます。
そしてラストは男の友情物語へと持っていくあたり、さすがだね。



スモーキング・ハイ [DVD]

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