『キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー』

リトル・ミス・サンシャイン』で2006年のアカデミー助演女優賞にノミネートされたアビゲイル・ブレスリン主演のファミリー・ドラマです。
オリーヴという役名がぴったりで、彼女のキャラクターがあったからこそ、あの映画があったのかもしれないというぐらい
リトル・ミス・サンシャイン』では素晴らしい個性を発揮していたアビゲイルちゃん。
すでに子役ながらに大人顔負けの演技力には定評があるのだけど、
本作でも堂々と主演をはるぐらい、本国アメリカでは女優としての地位を確立しています。
同世代の子役、ダコタ・ファニングとよく比べられがちだけど、、、、
ある作品でスキンヘッドになることを拒み、役を降板してしまったダコダより
その役をダコタの後任として引き受けたアビゲイルのほうが好きよ〜
リトル・ミス・サンシャイン』ではブサカワな女の子なイメージで、ぽっこり出たお腹も可愛かった。
ここ最近は『幸せの1ページ』なんかでジョディ・フォスターと共演したり、すっかり正統派美少女になってきたわよね〜
そう言えば『幸せの1ページ』だって、実はアビゲイルが主役のお話。
知名度のせいでジョディの主演作みたいな感じでコピー打たれていたけどね。



ストーリーは
世界大恐慌時代のアメリカ。新聞記者になることが夢の10歳の女の子キットの家にも、その波は押し寄せてきていた。
大好きな父親が職を求めて家を出ている間、母親と二人で住む家に下宿人を置いて、家賃で生計を賄うことになった。
だが、そこに集まってきた下宿人たちは、一筋縄ではいかない、かなり個性的な面々だった・・・。



製作総指揮には、ジュリア・ロバーツ
ジュリアはこの“アメリカン・ガール”シリーズの製作総指揮を続けて手掛けてます。
このシリーズ、日本ではDVD化されていないので是非DVD化してほしいと思っているんだけど、、、
だって『アメリカン・ガール/サマンサの休日』は、美少女ナンバーワンと言っても過言ではない、あのアンナソフィア・ロブが主演なのよ!!!
アンナソフィアは鳥肌が立つくらいに可愛すぎる〜
あと、『アメリカン・ガール/フェリシティの冒険』など。
この『アメリカン・ガール』とは、アメリカで人気の連作小説で、アビゲイルの本作がシリーズ初となる劇場映画版。
アンナソフィアのときは、共演にミア・ファローとかを迎えながらも、まだTVムービーだった。
つまりアビゲイルの場合、劇場公開しても観客を呼べるという実力があるってことなんだよね。
ま、日本では当然のごとくDVDスルーだけどね。



おもしろいか、おもしろくないかっていうと、、、、正直微妙なんだけど
そんなに悪くないですよ(笑)〜
すごくマジメに作っているし、大人が観てもそこそこ楽しめる感じ。
文部省推薦みたいな・・・
最後はうっかり感動できるしね!
アビゲイルの“泣かせ”の演技はここでも存分に堪能できます。
脇を固める大人たちに、オードリー・ヘプバーン主演の『麗しのサブリナ』をリメイクした『サブリナ』でサブリナを演じていたジュリア・オーモンド
一瞬誰だかちょっとわからないくらいの老けっぷり!
アビゲイルのママ役なんだけど、ジュリエット・ビノシュのような老け具合・・・
ほんで、アビゲイルのパパ役にクリス・オドネル
さらに、風変わりな下宿人にショーン・キューザックの姉ジョーン・キューザック
ジョーンのユニークな存在感って、やっぱりいいわ〜
本作でも、ラストではジョーンのおかげでコミカルな要素も加わり、相変わらずいい味出してます。


あ、残念ながらロリータ度は薄いです・・・悪しからず(笑)。



キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー [DVD]

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