Cut CopyとThe PresetsとVan She〈Modular Records〉

今かなり注目しているオーストラリアのインディーズ・レーベル〈Modular Records〉から3バンド。
Modularは前にオススメしているLadyhawkeもいるレーベル。
先にブレイクを果たしたKlaxonsやNew Young Pony Club、Yeah Yeah Yeah'sも擁してます。




まずはThe Presets(ザ・プリセッツ)の『Apocalypso』。
The Presetsは、シドニー出身の2人組エレクトロ・デュオ。
日本のクラブでは既に一大アンセムとなっている「My People」を放ち、シーンで話題を呼んだ。
『Apocalypso』は、本国オーストラリアでリリースした週にあの肉弾マライア・キャリーを抑え初登場1位を獲得し、
ラチナム・セールスを記録。その絶大な人気を証明した。
煌びやかなのに破壊的なダンス・ビートと、ジョイ・ディヴィジョンを彷彿させるダークなエレクトリック・ロックで、
昨今の“ダンス・ロック”とは明らかに一線を画しています。
退廃的かつキャッチー。軽快かつヘヴィー。矛盾する要素が独自のエレクトロ道を切り拓いているね〜

Apocalypso

Apocalypso


次にCut Copy(カット・コピー)の『In Ghost Colours』。
Cut Copyは、オーストラリア出身の3ピース・エレクトロ・ポップ・ユニット。
ダフト・パンクを彷彿させるエレクトロ・サウンドに、ニュー・オーダーペット・ショップ・ボーイズ、ELOといった
80'sテイストを盛り込んだデビュー・アルバム『Bright Like Neon Love』で、一躍注目を集めた。
『In Ghost Colours』は待望のセカンド・アルバムで、
本国オーストラリアで今年リリースされるやいなや初登場1位、そしてプラチナム・アルバムを獲得する快挙を成し遂げている!
日本でもそのメロディの美しさから輸入盤発売時に話題となっていた。
シンセをフィーチャーしたニューウェーヴ感溢れるナンバーがネオン・カラーのように降り注いでくる〜
まさにキラキラのシャワーーーーー

In Ghost Colours

In Ghost Colours


最後は激しく一押しのVan She(ヴァン・シー)の『V』。
Van Sheはシドニー出身で今はロンドンを拠点に活動している4人組バンド。
結成当初は80年代のUKシーンを思い起こさせるシンセ・サウンドを多用するスタイルだったが、
その後現在のようなギターをよりフィーチャーするバンド・サウンドを強めたスタイルになった。
2005年11月には『The Van She EP』をリリースし、クラブ・シーンなどで話題を呼んだ。
(実は日本へは、PUMAのショーケースやサマーソニック内のモジュラー・ナイトでも来日を果たしている。)
本作『V』では、プロデューサーにアークティック・モンキーズカサビアンを手掛けたジム・アビスを迎え、ロンドンにて制作。
彼らの大胆不敵な冒険心が最大限に引き出された仕上がりに〜
ムーンロックという未開拓地へのスリリングなサウンド・ジャーニーを目指したダンサブルなギター・ポップに、
プログレッシヴ・ロックというスパイスを効かせ、フレンチ・ポップシューゲイザーからの影響を受けながらも、
艶やかなヴィンテージさと未来を映し出すことに見事成功!
表面上は、単純に楽しめるキャッチーなエレクトロ・ポップというイメージを受けるかも知れませんが、
何度も繰り返し聴くにつれて、ヴァン・シー特有の隠されたギミックやシンボリズムが随所から溢れていることに気付かされます。
これぞまさに、スペイシー・モダン・ロックの最新型なのだ!!

V

V