『愛の伝道師 ラブ・グル』

全米でも当たらず、DVDスルーになってしまった『愛の伝道師 ラブ・グル』を観ました。
『ウェインズ・ワールド』『オースティン・パワーズ』シリーズのマイク・マイヤーズが主演/脚本/製作もこなしたコメディです。
ストーリーは、

インドの孤児院で導師によって育てられ、武術やスピリチュアルの修行を積んだアメリカ人のピトカ。
富と名声を求めてアメリカへ渡った彼は“愛の伝道師”として一躍名を馳せる。
そんなピトカの前に現れたのが、カナダのプロアイスホッケー・チームの美人女性オーナー、ジェーン。
妻との別居が原因で精神的なスランプに陥ったスター選手、ダーレンの心のケアに手を貸してほしいと頼みに来たのだった。
ジェーンの美しさに惹かれたピトカは仕事を引き受け、ダーレンと信頼関係を築いていくが・・・。


何となくお久しぶり感が否めないマイヤーズは、
インドで修行したおマヌケすぎる“愛の伝道師”ピトカを、ズレたテンションで熱演してます。
修行でウンコ食べる食べないとか
お得意の下ネタ満載ですが、『オースティン・パワーズ』のようなキャラとして定着しそうにないです・・・
美人女性オーナーのジェーンには、キュートな笑顔とスレンダーなボディが印象的なジェシカ・アルバ
『噂のアゲメンに恋をした』の時よりかトリガラ体型は戻ったんだけど
『ダークエンジェル』『イントゥ・ザ・ブルー』のときのような眩いほどの健康的なエロい輝きは、もはやない・・・
ジェシカは『ダンス・レボリューション』のときが一番可愛かったな〜
そんでもって
ここ最近の出演作がいまいちパっとしない前者に比べて
本作で一番弾けちゃっているのはジャスティン・ティンバーレイク!!!
ブラック・スネーク・モーン』で早漏気味なナイーヴ青年を好演したティンバーレイクが
今回は“デカチン”と呼ばれるヤリチン男に。
従来のセクシー・イケメンのイメージをかなぐり捨てておバカキャラに全力投球しているあたり、
ユーモアのセンスのある人なんだなぁ〜と感心しました。
だてにマドゥンナ姐に股間にしがみつかれてパフォーマンスしてないわよね〜
そう言えば、サタデー・ナイト・ライブでも
ビヨンセの「Single Ladies(Put A Ring on It)」のPVをパロディして(ビヨンセ本人も出ている)
ハイレグのレオタード姿で踊りまくっていたしね。
肉弾ビヨンセのバックで群舞ダンスするおかまティンバーレイクは、最高だった!

あと、カニエ・ウエスト、ジェシカ・シンプソンなどのカメオ出演もありますよ。
出ても出なくてもさほど重要でないけど。
あ、『オースティン・パワーズ』のミニ・ミーことバーン・トロイヤーも出てます。



ラストはインドつながりでマサラ映画に出てくるようなダンスシーンで締めくくり。
ですが、頭に何も残らない内容でした・・・


↓The Love Guru - BollyWood Style


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