2008年洋画
映画の最後は洋画です。
【洋画】
●『テラビシアにかける橋』
昔は子供だった大人のためのファンタジー。
どこか物悲しい雰囲気が漂ってます。
何と言っても美少女アナソフィア・ロブが可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて・・・
●『君のためなら千回でも』
ベストセラーの映画化だからストーリーの感動度は保証済みよね。
過去の過ちは本当に償えるのか・・・
彼らのように宗教、国、民族、社会、時代、、いろいろな流れに逆らえない状況だったからこそ
許しあえる尊い友情と時が徐々に癒してくれるのだ。
●『4ヶ月、3週と2日』
とにかくドラマの運び、カメラワーク、会話、、、全てお見事!!!
カンヌでパルムドールを受賞したのもうなずける。
どんくさ女のガビツァとか、どこまでも助平なオヤジとか、、人間のキャラクターの描き方がリアルで
おもしろい。
●『パリ、恋人たちの2日間』
才媛ジュリー・デルピーが監督・脚本・製作・編集・音楽・主演もこなしたラブ・コメ。
『ビフォア・サンセット』でその脚本の手腕は証明されていたのだから、
やはりこちらもおもしろくて当然。
●『譜めくりの女』
女同士の心理ドラマというか、巧みな復讐劇。
サスペンス要素もあって一気に最後まで引っ張っていきます。
主演のデボラ・フランソワの妖艶な魅力満開です。
●『その名にちなんで』
美しいお話です。
自分の名前に込められた親の気持ちとか考えると胸が熱くなった。
昔自分の名前がキライだと母親に言ったことがあるんだけど、それを思い重ねたらさらに胸が痛くなった。
誰の名前にも歴史はあるのよね・・・
●『潜水服は蝶の夢を見る』
脳梗塞で倒れ、左目のまばたきだけでコミュニケーショとっているジャン=ドミニクの視点から描かれている映像は
残酷で、観る者に絶望感やイライラ感を無条件につきつけてくる・・・
これが実話を元にしているっていうんだから感動せずにはいられないのだ。
●『ダージリン急行』
ウェス・アンダーソン監督のオフビートな笑いのセンスとか、バランス感覚がやはりツボ。
ウェスワールドへようこそ〜
●『JUNO/ジュノ』
ディアブロ・コーディの脚本とエレン・ペイジのキャラクターで勝ったも同然。
ギーク王子マイケル・セラまで登場すれば天下無敵よね〜
●『アクロス・ザ・ユニバース』
エヴァン・レイチェル・ウッドが可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて・・・(笑)。
監督はブロードウェイ・ミュージカル「ライオン・キング」の演出家ジュリー・テイモア、
映像は『アメリ』の撮影監督ブリュノ・デルボネル、
そして登場人物の“台詞”がビートルズの歌詞とメロディだなんて、
悪くなりようがないじゃないの〜ねぇ。
●『落下の王国』
ターセム監督の唯一無二の映像美は、CGを使っていないというからスゴいのだ。
主演のリー・ペイスはジェイク・ギレンホール似のソフトな男子。
『落下』の後にTVシリーズ『Pushing Daisies』で大ブレイクしました。
今年のエミー賞でもオッサン勢に混じって堂々の主演男優賞にノミネート!
注目ですね〜
●『ヤング@ハート』
ドキュメンタリーだけど、説教臭くなくてすんなり観れる。
なのに溢れる涙が・・・止まらない。
「老い」は誰にでも訪れるものだから、誰もが観ておくべき。
●『ジョージアの日記』
最高にキュートでパーフェクトなガールズムービー!!!
ノーテンキなアメリカとはちょっと違うUK特有のヒネリも効いてます。
●『ブロークン・イングリッシュ』
ジョン・カサヴェテスの娘ゾエ・カサヴェテスの初監督作。
お友達でゾエより先にデヴューしているソフィア・コッポラと比べられてしまうだろうけど・・・
父親譲りのカメラワークとか、ゾエはインディペンデント映画のニオイがプンプンですよ〜
●『永遠のこどもたち』
圧倒的な世界観に引き込まれるホラーのような美しくも悲しいファンタジー。
ギレルモ・デル・トロ監督が製作に回っているだけあって秀逸です。
●『ラースと、その彼女』
とにかく脚本がいいんだよね。
一歩間違うとただの変態男の話を、ピュアなハートフルストーリーに仕上げているんだから。
●『そして、私たちは愛に帰る』
メビウスの輪のように愛は巡るのね〜
台詞の一言一言が染みます。
2008年アジア映画
琴線にヒットした作品は数が少ないんだけど、、、
洋画でもないんで分けました。
【アジア】
●『王妃の紋章』
圧倒されるくらい豪華絢爛で、
王妃様の華やかさは“マリー・アントワネット”の世界だけではないことを見せつけてくれます。
でも、ヨーロッパ仕込みの甘い恋愛映画とは違い
あくまでも戦闘映画だね、これは。
●『881歌え!パパイヤ』
ある意味すごいカルト!!!
“女の子” “アジア” “昭和” “ミュージカル”的なものが好きだったらツボにくるはず。
まさにカルチャー・ショックだね。
●『ヨコヅナ・マドンナ』
ゲイの男の子が性転換の手術を受けるために費用が必要なり、
賞金がもらえるヨコヅナを目指す・・・というお話。
タイトルからはちょっと伝わりにくいけど
いろいろな感動が詰まった映画です。
2008年邦画
映画なんですが、邦画、アジア、洋画とざっくりですが分けてみました。
まずは邦画から。
【邦画】
●『人のセックスを笑うな』
なんかいいいんだよね、この雰囲気。
甘酸っぱい気持ちになる。
●『全然大丈夫』
荒川良々のキャラクターあってのこの映画。
ほっこりしたいときに。
●『アフタースクール』
監督の狙い通りにしっかり騙されました。
●『ぐるりのこと。』
ゲイをカミングアウトしている橋口亮輔監督初の異性愛のお話。
最高に温かくて、優しさ溢れる作品です。
●『歩いても 歩いても』
すごくリアルなホームドラマ。どこにでもある風景。
何と言っても是枝監督の脚本が素晴らしい!!!
本作でも監督、脚本、原作、編集と全てこなしております。
「人生は、いつもちょっとだけ間に合わない」という台詞が染みますね。
●『純喫茶磯辺』
父と娘の親子ドラマ。
細かい演出が笑えます。
そして麻生久美子が「私ヤリマンですから」という名台詞を日本映画史に残してくれました。
●『トウキョウソナタ』
黒澤清監督初のホラーでないホーム・ドラマ。
所々に潜んでいる独特のホラー要素がおかしい。
↓なんか予告編がなくて・・・なぜでしょう。。。
↓公式サイトにて予告編をチェックできますよ。
http://tokyosonata.com/index.html
●『おくりびと』
涙なくして観れません。
2008年海外テレビドラマ
明けましておめでとうございます。
うっかり2009年に突入してしまいました。
今年もボチボチ頑張ります。
今さらな感じですが(すいません)、
続いて海外テレビドラマ。
いちおう、2008年にシーズン1のDVDがリリースとなったものだけにします。
切りがないので・・・
実際のところ、製作年がかなり前だったりして微妙なんですが・・・
●『Lの世界』
やはりこれは外せません!!!
『SATC』に続く女性ドラマの金字塔よね!
“ビアン”などの言葉が定着した功績はデカい。
来日時に1000人の女子を成田空港に集めたキャサリン・メーニッヒの人気もスゴかった。
スピンオフが気になるね〜
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●『ヴェロニカ・マーズ』
私的には『OC』+『ツイン・ピークス』+『エイリアス』かな〜
キュートなクリスティン・ベルの魅力が炸裂。
撮影当時は24歳だったけど、見事に17歳の高校生を演じきっている。
『ヴェロニカ』で大ブレイクしたクリスティンは『Heroes』にもシーズン2から参戦してます。
スレンダーで小ぶりなクリスティンもいいけど、ビッチなリリーを演じたアマンダ・セイフライドがお気に入り!!!
はちきれそうなバディとビー玉のような瞳から目が放せません。
これから公開される映画『マンマ・ミーア!』では、あの演技派メリル・ストリープの娘役を演じ、
本国アメリカでもビッグウェーヴ、確実に来てますよ〜
『マンマ』では、アマンダもメリルも吹き替え名ナシで歌っているんだけど、
アマンダの「GIMME! GIMME! GIMME!」のPVがイイ感じよ〜
↓歌もうまいのよね。
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●『ブラザーズ&シスターズ』
『アリーmyラブ』のキャリスタ・フロックハートが4年ぶりに出演を決めたファミリー・ドラマ。
サリー・フィールド、ロブ・ロウ、レイチェル・グリフィス、ロン・リフキン、バルサザール・ゲティなど
芸達者な役者が揃っていて、内容と共に非常にクオリティが高い。
私のお気に入りキャラは、ドラマの主軸となっているウォーカー家の次男ケヴィン・ウォーカーで、
マシュー・リースが演じてます。
そのケヴィンはゲイをカミングアウトしている敏腕弁護士なんだけど、気の多い彼の恋愛の動向が気になるところ。
ちなみに、ケヴィンのお相手ゲイのスコット役で共演しているルーク・マクファーレンは、
私生活でもゲイであることをカミングアウトしてます。
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●『SPACED ~俺たちルームシェアリング~』
前にもオススメしました!
エドガー・ライト&サイモン・ペッグの脱力コメディ。
実際の撮影/リリースは相当前なんだけどね・・・
そうそう、シリーズ2に『時空刑事1973ライフ・オン・マーズ』のサム・タイラー警部補こと
ジョン・シムがゲストで出てきた!
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●『アントラージュ★オレたちのハリウッド』
男版『SATC』とか言われていたけど全然違う!
第一に、オサレ系ではないし、恋愛がメインではない。
『SATC』みたく恋愛至上主義のラブコメでは決してない!
人生もっとラクして、モテて、ヤれて、ユルく生きたい男たちのお話。
エミー賞で毎年助演男優賞を取っているのかと錯覚しそうなエミー常連のジェレミー・ピヴェンと
ボンクラ男4人組のやりとりがおもしろいのだから。
『OC』のアンナ役でキュートさが際立っていたサミーア・アームストロングも出てくるよ〜
そう言えば、サミーアは『ダーティ・セクシー・マネー』にも出てます。
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●『ビヨンド・ザ・ブレイク』
青春ドラマが好きなので、地味めなキャストですが楽しめます。
『ブルー・クラッシュ』とか好きだったら間違いなく気に入るはず。
これでもかというくらい、ビキニ姿の女子が拝めるよ〜どちらかというと健康的でH度は低いけどね。
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その他にも、『ハンナ・モンタナ』『アグリー・ベティ』『クローザー』『ボーンズ』『ダメージ』とかも。
2009年は、『サマンサ・フー』『デクスター』『カシミア・マフィア』『ゴシップガール』などなど、、、
他にもまだまだ注目の作品がリリースを控えてます。
どれもおもしろいので追々オススメしていきますね!
あと、、、なぜか未だにDVDリリースされていない『ギルモア・ガールズ』!!!
今年こそはリリースしてほしいので、そんな願いを込めて後日がっつり書きたいと思っております〜
2008年アルバム
これで2008年まとめは最後。
とりあえず輸入盤のみアルバムは入れてません。
【アルバム】
●『ザ・レインボー・エクスプレス』ヤー・コンフェッティ
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●『吸血鬼大集合!』ヴァンパイア・ウィークエンド
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●『ボックス・オブ・シークレッツ』ブラッド・レッド・シューズ
- アーティスト: ブラッド・レッド・シューズ
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●『ステンレス・スタイル』ネオン・ネオン
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●『クリスタル・キャッスルズ』クリスタル・キャッスルズ
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●『ヤエル・ナイム 』ヤエル・ナイム
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●『アンチドーツ(解毒剤)』フォールズ
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●『未知との遭遇』ダズ・イット・オフェンド・ユー、ヤー?
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●『ルーズ・オール・タイム』ユー・セイ・パーティー!ウィー・セイ・ダイ!
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●『ザ・トリック・トゥ・ライフ』ザ・フージアーズ
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●『海からの贈りもの』ファイン・フレンジー
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●『レプリカ・サン・マシーン』ザ・ショートウェイヴ・セット
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●『ドンキー』CSS
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●『ミュージック・フォー・アン・アクセライテッド・カルチャー』ハドーケン!
- アーティスト: ハドーケン!
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●『ファンタジー・オブ・ザ・ビア』レイト・オブ・ザ・ピア
- アーティスト: レイト・オブ・ザ・ピア
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●『ウィー・ジャスト・アー』ザ・ジャパニーズ・ポップスターズ
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●『アルファビート』アルファビート
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●『さよならのブルース』ザ・ハッシュ・サウンド
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●『サブウェイ・サイレンス』ジョヴァンカ
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●『パーティー・トラウマティック』ブラック・キッズ
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●『ディア・サイエンス』TV オン・ザ・レディオ
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2008年DVDスルー作品
いよいよ今年も残すところあと5日です。
せっかくなのでこの時期ならではの「2008年総まとめ」をペロっとやっておこうかと思います。
未公開DVD、海外テレビシリーズ、映画(洋画/邦画)、音楽など。
ランキング付けしてしまうと、候補がたくさんあり過ぎて選べないので、、、
どれも同じぐらいの愛情を持っているということで、順位はつけません。
まずは、公開されないんだからつまらないだろうなぁ〜という予感はしていても
うっかり観ずにはいられない・・・DVDスルー作品から。
ここ最近は、この手の作品に力を入れているメジャーレーベルも多くなってきているので
見過ごすわけにはいきませんよね。
年明けて1/23にも怒涛のようにリリースされるので、逐一報告していきたいと思います。
『愛の伝道師 ラブ・グル』『Mr.ボディガード/学園生活は命がけ!』『ホット ロッド/めざせ!不死身のスタントマン』
『ポリス バカデミー/マイアミ危機連発!』『俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-』などなど、、、
サンプル盤を観ましたが、中にはかなりツボのものもありましたよ〜
【2008年DVDスルー作品】
●『スーパーバッド 童貞ウォーズ』
文句なしの傑作です!
青春学園モノが好きだったら、やはり観ておかないとね。
製作に『40歳の童貞男』の監督ジャド・アパトー、脚本には同じく『40歳の童貞男』に出演していたセス・ローゲン。
まさにゴールデン・コンビよね。
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●『ア・ダーティ・シェイム』
巨匠ジョン・ウォーターズ御大のセックス賞賛コメディ!!!
おもしろすぎです。
62歳にしてこのセンス、まだまだ性欲バリバリ現役といった精液滴る濃ゆい内容。
トレイシー・ウルマンが踊り狂う曲のフレーズが頭にこびりついて、
いつの間にか踊り出しそうな自分が・・・
巨乳というか爆乳カプリスを演じたセルマ・ブレアもいい味出してます。
『ジャッカス』のジョニー・ノックスヴィルも相変わらず。
●『マーゴット・ウェディング』
『ライフ・アクアティック』の脚本家で、『イカとクジラ』では自ら監督・脚本を手掛けたノア・バームバックの最新作。
『イカとクジラ』の方がやはり好きだけど、独特の世界観は健在です。
ノア監督の嫁ジェニファー・ジェイソン・リーも出てますよ。
得意のデブキャラを生かしきれていないちょっと残念なブラック・ジャックも好演。
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●『ゴーン・ベイビー・ゴーン』
『ミスティック・リバー』とか、あの辺りの後味の悪さと社会的メッセージ性を持った作品。
尻アゴ男ベン・アフレックの初監督作で、脚本も手掛けてます。
ベンは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でもマット・デイモンと脚本をやり、
アカデミー脚本賞を取ったんだよね〜
弟のケイシー・アフレックが主演してます。
名優モーガン・フリーマンがいぶし銀の演技を披露。
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●『ウォーク・ハード ロックへの階段』
『ウォーク・ザ・ライン』を元ネタにしたパロディ。ストーリーはよくある流れなんで目新しさはないけど
ゲストが笑える!
ジャック・ブラック=ポール・マッカートニー
ポール・ラッド=ジョン・レノン
ジェイソン・シュワルツマン=リンゴ・スター
ジャスティン・ロング=ジョージ・ハリソン
ジャック・ホワイト(ホワイト・ストライプス)=エルビス・プレスリー
なんと誰も似てません!!
監督・脚本は『オレンジカウンティ』のジェイク・カスダン。
共同脚本に『40歳の童貞男』や前述した『童貞バッドウォーズ』のジャド・アパトーというメンバーなんだから、
ツボは押さえてます。
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●『エージェント・ゾーハン』
またまた今勢いのあるジャド・アパトーが脚本で関わっている作品。
下ネタ満載で相当下品だけどアホらしくて笑えます。
戦争ネタでちょっと軽く笑えない『トロピック・サンダー』より数段おもしろい!
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『プライド』
先日、一条ゆかり大センセイの同名原作を元にした映画『プライド』を観てきました。
漫画の『プライド』は、寝る間が惜しくなるくらいおもろしろい、一条センセイ王道の火花飛び散る女と女の壮絶バトル。
もしまだ読んでなかったら今すぐ本屋かアマゾンかブックオフか漫画喫茶へGO!!
ゴージャスでエキセントリックなくらい激しく、ドロドロに恨みつらみ入り乱れる展開は一条漫画のお約束を裏切りません。
これぞまさに“一条ワールド”なのだ!
そんで、そんな愛憎劇漫画の女王に君臨する一条センセイの漫画家デビュー40周年を記念して、
一条作品初の映画化となったのがこの『プライド』。
つまりその濃ゆい内容を、実写で映像化してしまったんだけど…だいたい、漫画の映画化で成功するのは難しいのよね。
キャストのイメージに合う俳優がやってくれていればいいけど、そうでない場合が多い。
ではでは、今回のキャストをチェックしてみましょう〜
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●麻見史緒=ステファニー [△]
確かに縦巻きロールが似合うルックスはOK気味なんですが、、、角度によってはミスターレディ入ってます。
そして何と言っても致命的なのは、演技力が著しく乏しい・・・
史緒は超お嬢様なので発する言動が現実的でないのですが、その台詞と行動が変なテンポで浮いちゃってます。。
●緑川萌=満島ひかり [○○]
かなりOK範囲です。漫画のキャラのイメージに近い。
もちろん演技なんだけどが、、あの意地悪そうな笑みと口調に、屈折した性格の悪さが滲み出ていました。
●池之端蘭丸=渡辺大 [×××]
これはナイです・・・
実際の蘭丸はハーフではないけど、フェミニンな魅力もあって女装もイケる痩せ形の美丈夫です。
ところが、、、どこからどう見てもいかついし、何かが違う。
肝心の女装シーンはギャグかと思うくらいゴッつくて、ありえない。
本来だったら、蘭丸を女性だと思っている人がいるくらい「お見事」でなければいけないのに・・・
●神野隆=及川光博 [△]
キャラクター的にはOKですが、、、実際の神野は30代です。
すでにアラフォーのミッチーはどうなんでしょうか・・・
史緒、萌、蘭丸と初々しい20代前半なので、バランス悪いですよね。。
●池之端奈都子=高島礼子 [○○○]
バッチリOKです。
高級銀座クラブのママの貫禄、色気、文句なしです。
※あまり出番も多くないので、そんなに影響はないですがついでに
●麻美総一郎=ジョン・カビラ [△]
あんなにダンディでないです。
『有閑倶楽部』の悠里のお父さん、剣菱万作みたく、普通のオッサンぽくていいのに。
●星野権三郎=長門裕之 [○]
バッチリOKです。
●緑川多美=キムラ緑子 [○○○]
バッチリOKです。
ああいう場末のスナックにいそうな、やさぐれた女やもめを演じさせたら、彼女の右に出る者はおりません。
●山本教授=由紀さおり [○]
バッチリOKです。
●松島春子=五大路子 [○]
バッチリOKです。
●東野さやか=黒川智花 [○]
アイドルチックなルックスと声でバッチリOKです。
●有森=新山千春 [○]
OKですが、巻き毛系のほうがもっと秘書有森ぽいです。
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監督は『デスノート』の金子修介監督。
ダレが撮っても変わらないような、、、なんの「らしさ」も見当たらなかったけど。
劇中でステファニーと満島ひかりが歌う「あなたと歌うと」を自ら作詞してしまったというのだから、、
それがやりたかったのでしょうか・・・
一条漫画ファンとしてはまだ未完の作品をやってしまったのだから、微妙です。
しかも126分というスパンに無理矢理いろいろ詰め込んでしまっているので、細かいエピソードが省かれて不完全燃焼気味。
キャラクターのバックグラウンドや性格の描き方が甘いし、「あれっ」てな展開もちらほら。
唯一、キャストが吹き替えでなくちゃんと歌っていることがエライです。
やはり歌手出身ということでステファニーも満島ひかりも声が出てるし、ハーモニーもなかなか。
あと原作読んでいると気になったのが、萌がラウンジで歌う歌が『島唄』でなかったこと!
映画しか観なかったら多分気にならないけどね。版権とかの問題なんだろうね。
非現実的な一条センセイの世界観はやはり漫画で楽しむが一番!
ですが、、、演技の下手さ(=フレッシュさ)とクサさ(=わかりやすさ)で
ソープオペラみたいなチープ(=親しみやすい)な仕上がりの映画版『プライド』は、
漫画派にはツッコミ所満載である意味楽しめるのでは〜