『アメリカン・チェリーパイ』

「女の子に夢中でエッチなことばかり考えている童貞男子高校生」をユーモアたっぷりに描く“アメリカン・パイ”シリーズ。
『ポーキーズ』『グローイング・アップ』に続く青春Hコメディの金字塔として常に高い人気を誇っているけど
本作はその“アメパイ”シリーズと見せかけておきながら、続編的なものでは全くないです。
なぜなら『アメリカン・パイ』でブレイクした出演者のジェイソン・ビッグス、クリス・クライン、ショーン・ウィリアム・スコットや
ポール・ワイツ監督などの製作者も一切関わっていないし、オリジナルタイトルは『Hooking Up』。
ちゃっかり日本の販売元が便乗してタイトルを付けちゃった感じです。(『アメリカン・ピーチパイ』ってのもそうだった)
ま、シリーズでなくても、脱童貞ばかりを考えているアホなティーンの青春Hコメディというのは変わりませんが・・・。



ストーリーは、
ジョン、コリン、タイラーは17歳の高校生。
3人とも童貞だが、それぞれ事情はちょっと違う。
Hに興味深々だけどとにかくモテないジョンは、いつもネットでエッチな記事を検索してはコリンとタイラーと盛り上がっている。
コリンの妹エイプリルは、パーティーで代わる代わる男にサービスを繰り返しているモテ女子高生。
ついには親友のキャロラインが夢中になっている年上の彼氏ライアンにも手を出す。
早く経験したいミッシェルは、タイラーを狙うもなぜかライアンとベッドイン。
ジョンとコリンはタイラーとエイプリルが最中の真っ最中の現場に踏み込むが・・・。




知らないキャストばかりの中、一際異彩を放っているキャラクターが・・・
なんと、『グーニーズ』『グレムリン』『スタンド・バイ・ミー』で大ブレイクを果たした80年代を代表する(不)少年スターだった
コリー・フェルドマンが出てる!!
そのブサイクぶりをコリー・ハイムと二分し、ダブル・コリーとまで言われていたあのコリー・フェルドマン
しかも御年37歳のフェルドマンは、本作で25歳の大学生役をズーズーしくも演じているのよね。
今見ても充分に『スタンド・バイ・ミー』の頃から恐ろしいくらいに老け顔。
だからなのか、ある一定の年齢から首から上は年をとってないみたいです。。
女子高生好きでヤク中のどーしょもないダメ男を、地かと思うくらい自然に演じております。
総合的にはどーでもいい青春Hコメディなのだけど、その辺のが好きな人なら楽しめるのだろうか・・・(でも裸頻度低いですよ〜)



アメリカン・チェリーパイ [DVD]

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『キャンプ・ロック』

『キャンプ・ロック』は、世界中で社会現象と言われるほどの大ブームを巻き起こしている『ハイスクール・ミュージカル』シリーズに続き、
全米では熱狂的な人気を誇る3兄弟バンド、ジョナス・ブラザーズを迎えたディズニー・チャンネル・オリジナルムービー。
2008年のディズニー・チャンネルでの初放送以降、アメリカでは複数のチャンネルで連日放送し
約2,100万世帯以上が視聴という大ヒットを記録しています。
日本ではまだまだこれから感が否めないジョナス・ブラザースだけど(つぅか日本でがっつりブレイクできるのか・・・?)、
本国アメリカでの人気はスンゴイ!!
毎年NYから世界中に中継される年越しカウントダウンライヴにも参加するくらいの国民的アイドルなのだ。
そのジョナス・ブラザーズの驚異的な人気はもちろん、主演のデミ・ロヴァートも本作でトップ・アイドルの仲間入りを果たし、
劇中で歌われる「We Rock」は、ビルボード・シングルセールスで堂々第1位を獲得。
まさに今が旬のアイドル・スターによる“青春ロック・ミュージカル”=『キャンプ・ロック』なのだ。




ストーリーは、
デミ・ロヴァート演じるミッチーは、ロックが大好きなティーンの女の子。
ケータリングをやっている母親が音楽サマー・キャンプ“キャンプ・ロック”でコックとして働くのをきっかけに、
ミッチーもその憧れの“キャンプ・ロック”に参加できることになった。
しかし、キャンプに到着するや否や、参加メンバー同士の激しい闘争心や競争を目の当たりにする。
なぜなら、急遽参加が決まったセレブ講師である人気バンドのロック・スター、シェーン・グレイの目に留まるために
誰もが目立とうと必死なのだった・・・。




ほんで、その人気バンドのロック・スターのシェーン・グレイを演じているのがジョナス・ブラザーズのジョー・ジョナス。
ジョーは3兄弟の次男で、3人の中では一番カッコイイ(マシな)のでは・・・?

長男のモミアゲ野郎ケビン、3男のもじゃもじゃ頭のニックもほぼカメオ出演という感じですが、台詞ありで出てますよ。
劇中で演奏もプレイするサービスもあるので、ジョナス・ファンは満足していただけるかと、、、
主役のデミ・ロヴァートは、ディズニー・チャンネルらしくちょっとオボコい感じの美少女。

このデミとジョーがキャンプ・ロックで出会い、淡い初恋に落ちるという流れになるんだけど、、、
なっなんと、キスもない!!
恐っろしくピュアな小学生レベルのストーリーだった・・・

ま、結婚するまでヴァージン宣言をしているだけでなく、そのプロミスリングまでして頑なにヴァージンを守り通そうとしている
ジョー・ジョナスの貞操を守るためには、キスすらご法度よね〜
やたらディズニー・アイドル内で、付き合った→別れたが激しいけど、、、
ヴァージン宣言してて、一体どこまでの付き合いでスティディなのかは謎だが・・・
話は戻って、
本作はあくまでもデミ演じるミッチーの成長物語なので、恋愛メインではなく“キャンプ・ロック”がメインのお話。
劇中で歌われる「We Rock」や、披露されるダンスも、これぞまさにディズニー・ミュージカルといった弾けっぷりとノリノリ具合なので
『ハイスクール・ミュージカル』シリーズが純粋に好きな人は間違いなく楽しめると思います。
そしてなんと、『キャンプ・ロック2』が今年の6月には放映予定とのこと!!
出演は今回出ていたメンバーと同じなので、この『キャンプ・ロック』も『ハイスクール・ミュージカル』みたく
劇場のスクリーンに飛び出すことを狙っているのでは・・・


↓「We Rock」

キャンプ・ロック プレミアム・エディション [DVD]

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ついでに、
ミッチーのママ役を『ウェイバリー通りのウィザードたち』でセレナ・ゴメスのママを演じているマリア・カナルス=バレッラが演じてます。
マリア・カナルス=バレッラってシリアス系からコメディ系までこなせるみたいで、『The Master of Disguise』にもチョイ役ですが出てました。




あと、
『ハンナ・モンタナ』でハンナと対立する意地悪な女の子アシュリーを演じているアンナ・マリア・ペレス・デ・タグレが出てますよ!
アンナはフィリピン系の血筋らしく、現在19歳ですがツンと上向きの鼻が印象的なかなりのロリ顔ですね〜
ここでもグループの中の一人という役なんだけど、キャンプ・ロックを締めくくる最後のステージでは歌って踊るシーンもあるので
彼女が気になっている人はチェックですよ〜





ディズニー・アイドルつながりで、さらについでに、、、、
『ウェイバリー通りのウィザードたち』でキュートな魔女演じているセレナ・ゴメスの主演で
ベバリー・クリアリーの人気児童書“ラモーナ”シリーズの『ビーザスといたずらラモーナ』が、映画化されるらしいです。
セレナは、この日記でも書いた『シンデレラ・ストーリー2:ドリームダンサー』でもディズニー・アイドルらしくて高感度が高いし、
ダンスも歌もこなせるので、マイリー・サイラスに負けじと頑張ってほしいです。
何となくだけど、『The OC』のレイチェル・ビルソンにも似ているので(黒髪だけか?)、今年はもっとブレイクするのでは〜

そんでもってそのセレナ・ゴメスが姉ビーザスを、姉を振り回すいたずらっ子の妹ラモーナを Joey King が演じるとのこと。
監督は『愛しのアクアマリン』のエリザベス・アレンが担当する予定。
その『愛しのアクアマリン』は、
ジュリア・ロバーツの姪っ子であるエマ・ロバーツが出演している人魚姫の恋をテーマに描いた青春ラブ・コメディ。
本当の愛を求めて人間界にやってきた人魚が引き起こすハラハラドキドキの恋愛模様に、
テイーン時代特有の爽やかな友情も絡めて甘酸っぱい胸キュン・ストーリーに仕上がってます。
キュートなイマドキ人魚にサラ・パクストン。さらに全米で人気上昇中のアイドル・ポップシンガーのジョジョなど、
人気若手スターが勢揃いしたポップでカラフルな娯楽作なので、ティーンものが好きな人は満足できるはず。
何と言ってもジュリア・ロバーツを叔母に、エリック・ロバーツを父に持つサラブレット、エマ・ロバーツは、
『美少女探偵ナンシー・ドリュー』でも可憐な可愛さと、タイトル通りに知的な美少女ぶりを発揮しているので
先物買いが好きな人はチェックしておきましょう〜


『美少女探偵』のとき         最近のエマ      
→→→→→→


『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』と『寝取られ男のラブバカンス』

“愛すべき喪男[(もだん)=モテない男]シリーズ第2弾”として昨年末に地味に公開されていた2作品が、
早くも劇場公開から2ヶ月弱でDVDリリースされますよ!!



「フリークス学園」で注目を浴びたジャド・アパトーが監督/脚本/製作を手掛け、世界興収約180億円を記録した『40 歳の童貞男』を第1弾。
そのアパトーが関わった作品をまとめて2作公開するために第2弾としてます。
公開時は“男たちの恋愛強化月間”と無理矢理コピーを打ち、たった4週間という短い期間での劇場公開でした。
日本では知名度のせいなんでしょうねぇ〜
ま、大画面でなくともDVDで足る内容かもしれませんが。
でもある意味、『寝取られ男のラブバカンス』は大画面で観たほうが笑えるのもしれないシーンが・・・



まずは『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』から。
『40 歳の童貞男』と同様にジャド・アパトーが監督/脚本/製作を手掛け、
そして、『40歳』にも出ていたセス・ローゲンが主役を演じるだけでなく製作総指揮も務めてます。
世界興収は約224億円を突破したという大ヒット作です。



ストーリーは
セス・ローゲン演じるダメ男ベンが、普段なら絶対相手にしてもらえない美人と奇跡的にH ができるというハプニングに遭遇。
泥酔状態のハイな勢いが功を成したその夜は、彼にとっては“超ラッキー”、彼女にとっては“一生の不覚”で終わるはずだった。
それが2ヶ月たった頃、突然の思いがけない電話が彼女から入る。
実は、たった一発だったにも関わらず、その一発で彼女は妊娠してしまったのだった。



お酒のせいで、うっかりヤって妊娠してしまうヒロインを演じるのは、
グレイズ・アナトミー」の下着モデル上がりのむっちり研修医イジーを演じ、全米で大ブレイクを果たしたキャサリン・ハイグル。
その後『プラダを着た悪魔』の脚本家が手掛けたラブコメ幸せになるための27のドレス』の主役に抜擢されたんだよね〜
“新ラブコメの女王”みたいに言われてたけど、、、なんとなく違う気がする。
だって『幸せになるための27のドレス』はイマイチだった。
何だろ、「グレアナ」のイジー役の印象が強すぎるし、何を演じていてもイジーに見える・・・
それに“ラブコメの女王”としては大味でキュートさが足りないんだよね。
ま、今どき酔った勢いでヤってしまえるリアリティのない尻軽女を、正統派“ラブコメの女王”には必要ない巨乳で演じているのはぴったりですが。




その他、ポール・ラッド、レスリー・マン、ジェイソン・シーゲルとかアパトー・ファミリーではお馴染みのメンバーが顔を揃えてます。
おもしろかったのが、ベンが共同生活しているダメ仲間たちとのやり取り。
だって超テキトーで、出来るだけラクして生きたいという連中なんだもの。
普通に働くということは頭から考えてない。
みんな筋金入りのオタクで、頭の中は「ヤる」ことだけし、マリファナはクスリ代わりだし。
あ、同居人の中にひとり東洋人の女性がいるんだけど、何と現在『JUNO/ジュノ』『スーパーバッド 童貞ウォーズ』でブレイクした
マイケル・セラと交際しているらしいです・・・
アパトー・ファミリーは着々と内輪で固めてますね〜




133分と、コメディしては意外と長め。
アパトー作品が好きだったら、ちょっと展開がヌルいけど楽しめると思います。
セス・ローゲンは何だかケンドーコバヤシみたいに見えて仕方ない。
キレるデブというか、、、実はモテてそうですね。






続いて寝取られ男のバカンス』
口にするのも憚れるようなタイトルですが、内容がまさにタイトル通りです。
それ以上でもそれ以下でもないわかりやすさ。
ジャド・アパトーは、本作では製作のみです。
アメリカでは7週連続トップテンにランクインし、世界興収は約133 億円。
喪男シリーズの中では、一番は『無ケーカクの命中男』、次に『40歳の童貞男』、最後は『寝取られ男』でヒットしたようです。




ストーリーは
5年間つきあったガールフレンド、サラを寝取られた男ピーターが、義兄の薦めでハワイに休暇に出る。
ピーターは宿泊先のホテルで働くレイチェルに一目ぼれするが、
なんとそのホテルで偶然に元カノのサラとサラの新しい彼氏に遭遇する。
この微妙な四角関係にホテルのスタッフたちも巻き込んで大騒動になるが・・・。




男のくせにすぐ泣く、いちいち女々しい寝取られ男を演じるのは、『無ケーカクの命中男』にも出ていたジェイソン・シーゲル。
本作では脚本も担当してます。
さっき、ある意味この『寝取られ男』を大画面でと言ったのは、、、
何と、ジェイソン演じるピーターはどこでも裸になるのが好きな大のフルチン好きだから!!
始まって数分で惜しげもなく全裸になり、チラリズムで煽りながらもブランブランですよ〜
ただ単に別れ話しているシーンなのだけど、ジェイソンはチンチン出したまま普通にドラマは進んでいきます。。
アメリカ人って本当にこういうの好きよね、、、出せばいいのか??とも思うけど
ま、単純に罪のない笑いなんでしょうね・・・




ピーターの元カノ・サラを演じるのは、「ヴェロニカ・マーズ」のクリスティン・ベル。
あの清楚で聡明なイメージの彼女が、ここではエロバカなセックスシーンも大胆に演じてます!!!
いいねいいね、クリスティン。
前述したキャサリン・ハイグルよりコメディエンヌとしての才能があるのでは〜
フルチン姿のジェイソンにたじろぐことなく、クールな表情で飄々とやってのけちゃうのだから、今後もいろいと期待できそう。
しかもこのクリスティン演じるサラは人気テレビ女優という、地でイケちゃう役なのよ。
CSI」みたいなシリーズで主役を張っているんだけど、そのパロディが笑える〜
カメオ出演しているウィリアム・ボールドウィンが共演者として出てきたり、その辺りの人選とかもツボですね。




ラストでショーとして披露する「ドラキュラのミュージカル」は、『40歳の童貞男』のラストで聴ける「Aquarius」に匹敵する爽快感〜
さすがだね。



『トワイライト〜初恋〜』

全米のティーンの間で空前のブームを巻き起こしているという『トワイライト〜初恋〜』を観てきました。
“人間とヴァンパイアの禁断のファースト・ラヴ”という淫靡なコピーにそそられ、
行く前から楽しみすぎてヨダレを垂らしながら挑むという体たらくだったのだけど、う〜む。
あまりにも期待し過ぎてたからかな〜まるでハーレクインロマンスのような甘いセリフで彩られた女性特有の妄想小説を映像化という感じでした。
ヴァージンの女の子が抱く理想の彼氏像を具現化したような美貌のヴァンパイア男が、必ず窮地を救ってくれます。
それもそのはず、基となっているのは、アリゾナ州の普通の主婦ステファニー・メイヤーが書いた同名小説『トワイライト』で、
メイヤーはある日見た夢が鮮明だったので、その続きを小説にしたそうな。
あはぁ〜ん、何となく納得。
メイヤーは、この『トワイライト』シリーズでニューヨークタイムズ紙のランキングに91週ランクインするベストセラー作家になっていて、
全米で770万冊、世界で5,000万冊以上ものセールスを記録し、今ではセレブの仲間入りをしているほど。
日本では、漫画化もされています。
このモンスターヒット作『トワイライト』は現在シリーズが終了し、メイヤーは新しいアダルト向けの作品を準備中らしいです。




そして映画は、内容も内容なんだけど、、、キャストやら何やらツッコミどころ満載で終始ニヤつきモードでした。
ヒロインの女の子ベラが転校初日に遅れて入っていった生物の授業でペアを組まされるのですが、
その相手こそがすでに悩ましげな表情のヴァンパイア、エドワーワード。
ファーストインプレッションから気になる二人はやがて恋に落ち・・・という、青春映画での出会いの場面としてはつかみバッチリOK!
転校生、共同作業を伴う生物の授業、なぜか相手がいなくてなかば強制的にペアを組むなど、このシチュエーションで恋に堕ちないわけがない!
主役のヴァンパイアを演じるロバート・パティンソンは、
ハリポタ・シリーズ『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にセドリック役で出演していたイギリス人俳優です。
今回は、生物の授業だからか思わず両生類かと錯覚するくらいの白塗り顔にピンクのクチビルで妖しさを醸し出してます。
人間だとしても病的でどう見たって普通でない。
ま、ティーンはちょっと危険なニオイのする男に引かれるというのが世界共通のお約束だからね〜
ほんで、このパティンソン演じるエドワードが家族として生活を共にしているヴァンパイア・ファミリーがいるんだけど、思いっきり妖しい。
白塗りはもちろんのこと、瞳を大きく見せるカラコンを入れてるみたいで眼光開きっぱなし。
黒目多すぎ目ヂカラ強すぎよ〜
さらに、血を飲んでいるのに、人間の血でなく動物の血しか飲まないから“ベジタリアン”だとか、意味わかりません。
ベジタリアンって菜食主義のことだろ!
青汁飲んでるならわかるけど獣の血飲んどいて、そりゃないよ!!
それにしてもロバート・パティンソンは時々微妙なので、ある意味釘付けです。。

←一瞬、タランティーノかと思ったよ。。
←劇中ではどうかと思っていたのですが、改めて見るとこの髪型が一番マシだったり・・・
←パティンソンが迫りまくるシーン。





監督はキャサリン・ハードウィック、脚本はメリッサ・ローゼンバーグ
そう、原作から監督、脚本に至るまで完全に女陣営でガッチリかためられた世界〜
ハードウィックは、私の大好きなエヴァン・レイチェル・ウッドが出ていた『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』や
ロード・オブ・ドッグタウン』の監督です。
ティーン特有の刹那的な世界観や繊細な心の動きを得意としている監督なので、本作にも抜擢されたとのこと。
ローゼンバーグは、『ステップ・アップ』の脚本も手掛けてます。
ヒロインのベラを演じているのはクリステン・スチュワート
デヴィッド・フィンチャー監督の『パニック・ルーム』で、ニコール・キッドマンがケガで降板したことから代役にジョディ・フォスターが起用され、
ニコマンの娘役に決まっていた「Heros」のヘイデン・パネッティーアはジョディの娘役にはちょっと違う感じなので
急遽クリステンが大抜擢されたという、薄幸そうな顔立ちながら強運の持ち主なのだ!
ショーン・ペンが監督した『イントゥ・ザ・ワイルド』でも、地味ながらも確かな演技力で個性を発揮してましたよね〜
そうなのよ、そんな薄幸面がこの『トワイライト』にはぴったりハマってる!!
ゴシップガール』に出てくるようなセレブ系の女優ではしっくりこないわよ、田舎でヴァンパイアと恋に堕ちるには。





派手な大作でなくても女性をターゲットにしたものは当たるということを興行成績で証明したことに気をよくし、続編も決定です。
天才子役のダコタ・ファニングに美少女ヴァンパイア役で出演依頼があったり、
ハイスクール・ミュージカル』のヴァネッサ・ハジェンズとかもキャストのオーディションを受けているみたいですよ。
これから製作とのことで、タイトルは『New Moon』。
いろいろと楽しみですね〜





サントラは、ワーナー系アーティストのコンピみたくなってます。
この『トワイライト』のためにわざわざパラモアが書き下ろした新曲「Decode」を中心に、
リンキンパーク、ミューズ、ミュートマスとかの曲も入ってます。
邦題のサブタイトルの“恋の暗号”はいらないかと思いますが、、、
「Decode」は映像と共に印象的に記憶に残るので、パラモアもこれでブレイクしそうですね〜
パラモアは紅一点ヴォーカルのヘイリー・ウィリアムズが超キュートなバンドなので、
アヴリルの初期(アイドル化、もしくはJ-POP化してない頃)とか好きな人には受け入れられるはず。
あ、ロバート・パティンソンもちゃっかり歌っちゃってます(しかも新曲?)ので、ロバートに血吸われてみたくなった人はチェックしないとね〜


↓ジミー・キンメル・ショー出たときのパフォーマンス
 「Decode」


オリジナル・サウンドトラック トワイライト〜初恋〜

オリジナル・サウンドトラック トワイライト〜初恋〜

『ステップ・アップ2/ザ・ストリート』と『センターステージ2/ダンス・インスピレーション!』

うっかりDVDスルーになってしまった青春ダンス・ムービー2本のサンプルを観ました。
両作品とも『2』(続編)ですが、『1』とはキャストも違うアナザーストーリーです。



まずは『ステップ・アップ2/ザ・ストリート』から。
『ステップ・アップ』はバレエとヒップホップの融合という、『セイブ・ザ・ラストダンス』でも既にやっていたような
特に目新しさも見つからない青春ダンス・ムービー。
『セイブ・ザ・ラストダンス』の地味で可愛くないヒロイン、ジュリア・スタイルズ同様に、
さらに地味で可愛くないヒロイン、ジェナ・ディーワンを主役に据えながらも
本国アメリカではスマッシュ・ヒットとなった作品です。
でも、サントラはよかった!
ちょうどブレイクする時のシアラとか、クリス・ブラウンとかホットなサウンドがてんこ盛りなのよ。
ほんでそこそこ当たったから続編となった本作では、前作よりもヒップホップ寄りな内容で“ダンスバトル”がメインに。
そこがちょっとおもしろかった。
普通ならダンス・スクールの発表会とか入学審査で披露する勝負ダンスで、バレエの中にヒップホップを盛り込んで華麗なステップを踏み
「おお〜斬新っーーー」と先生方が感心するというのがお約束なんだけど、
この『2』ではストリートのスタイルを重視していて、舞台は罵声飛び交うクラブ。
だからダンスシーンはソロよりも群舞で魅せる感じで、ダイナミックにパワーアップされながらも親近感があります。
使われている曲もフロー・ライダー のメガヒット曲「Low」(邦題:「今夜はロウ☆ロウ☆ロウ」←笑)とか、耳馴染みのよいものだしね。
あとミッシー・エリオットとかT-PAINとか大御所系もバッチリ使われてます。
製作総指揮は前作の監督アン・フレッチャー。
前作の製作を手がけ、その後映画『ヘアスプレー』の監督で大成功を収めたアダム・シャンクマン
引き続きプロデューサーとして参加しています。
共に振付師としても超一流な2人だけに、ダンスシーンのクオリティは抜群に高いです。
興奮度MAXに達する“雨の中のダンスシーン”は文句なしにカッコいいし、エキサイティングなパフォーマンスはまるでリアーナとかのPVのよう。
前作のヒロイン、ジェナ・ディーワンより可愛さはしっかりアップしたヒロインのブリアナ・エヴィガンとロバート・ホフマンは、
本作で“MTV Movie Award 2008”の「ベスト・キス賞」を受賞してます。
ま、さっきも言ったようにPVみたいなシーンなんで、、、MTVでは受けるはずよね。
そう言えば、前作の主役チャニング・テイタムが同じ役でゲスト登場し、兄貴風を吹かせながら自慢のダンスを披露してますよ。
チャニングは『アメリカン・ピーチパイ』が一番よかったな〜(『アメリカン・ピーチパイ』はアマンダ・バインズもキュートだしオススメ!!)
本国アメリカでは前作を超えるメガヒットを記録しただけあって、この手の青春ダンス・ムービーが好きなら満足できるはず。
日本でも、キャストがもう少し知名度があれば公開されていたかもですね〜

ステップ・アップ2:ザ・ストリーツ(オリジナル・サウンドトラック)

ステップ・アップ2:ザ・ストリーツ(オリジナル・サウンドトラック)

そんで、この『2』でチェックしておきたいのはダンス・スクールの生徒のひとりムース役を演じたAdam G. Sevani。

ディズニーチャンネルの映画に出てきそうなカーリーヘアーのヒョロい男子なんだけど、ダンスはうまい!
マイリー・サイラスとのYouTube上でのダンス・バトルが話題になりましたね。
ま、多分“Teen Choice Awards Show”を盛り上げるために仕込まれたバトルだったのかもしれませんが、
ことの始まりは『ステップ・アップ2』の監督ジョン・チューとAdamから
マイリー・サイラスとマイリーの親友でバックアップダンサーも務めるマンディ・ジューローにダンス・バトルを挑むビデオがYouTubeに投稿され、
それをお互いが受けてやり取りするというインターネット上でのバトルが続き、ファンはYouTubeに釘付けに。
最終バトルを“Teen Choice Awards Show”で行い決着を付けたのですが
マイリーチームにはL.L.クール・Jが、Adamチームにはクリス・ブラウンがゲスト出演するなど、
一大エンターテインメント・ショーとしてかなり盛り上がりました。
明らかにAdamのチームの方がうまかったのに、ティーンにして長者番付スターのマイリーが当然のように勝つという
弱肉強食の縮図で、このバトルは幕を閉じましたが・・・

↓M&M Crew(マイリーチーム)


↓ACDC(Adamチーム)





続いて『センターステージ2/ダンス・インスピレーション!』。
タイトル通り『センターステージ』の続編です。
こちらもバレエとヒップホップの融合を体現する青春ダンス・ムービーですが
予想を裏切らないかなりの凡作です・・・
断然『ステップ・アップ2』のほうがおもしろいし、クオリティも高い!
製作は前作『センターステージ』や『ドリームガールズ』なども手掛けている敏腕プロデューサー、ローレンス・マーク。
主演の2人は全く知らない俳優で、可でもなく不可でもない感じです。
唯一知れた顔は、『The OC』でも相変わらず眉毛がつながりそうだったピーター・ギャラガーぐらい。(ギャラガーは1に引き続き出演)
どんなにショボくてもダンス・ムービーならイケるという人にはよいかと思います。。
だって基礎も訓練もまったくない田舎娘が、運と生まれつきの才能だけで名門バレエ学校に入るなんて語りつくされたネタだし、
あまりにも新鮮味がないです・・・


『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』

ずっと楽しみにしていた『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』(HSM3)を観に行ってきました!!
オープニングからヤバかったです、泣きそうになっちゃって(笑)。←バカですね
『HSM3』はディズニー・チャンネルから発信されたテレビミュージカル・ムービーの3作目で、
本国アメリカで大ヒットを記録し、世界100ケ国で放送された『ハイスクール・ミュージカル』『ハイスクール・ミュージカル2』に続く
待望の続編にして初の映画化作品。
そう、とうとうテレビ画面を飛び出してスクリーンに進出してしまったのです。
本作では、ハイスクールの最終学年を迎えたお馴染みの主人公たちが進学を控え、
将来への希望と不安を抱きながらも夢に向かって邁進する青春の姿を歌と踊りに乗せて描いております。
これはもうシリーズ最高の盛り上がりぶりですよ。
なぜなら、卒業&プロムという最強ネタは青春映画のアイテムとしては天下無敵なのだから〜
『HSM2』は夏休みのバイトなんて、ちょっとショボい弾けぶりだったし・・・
アメリカン・パイ』みたくエロバカ・コメディなら、ロスト・ヴァージンネタのサマー・ヴァケーションもいいけど
軽くキス止まりでH抜きの品行方正なディズニー陣ならお行儀よくダンスパーリィよね、やはり。
エンディングでキャストが一番最後に舞台のステージの幕前に立っているシーンは、本当のクランクアップだったらしく、
女の子たちがリアルに涙目になっています。
そうなのよ、既に成人しちゃった彼女たちは、ガチで『ハイスクール・ミュージカル』シリーズの卒業だったのよね。
そして私ももれなく涙涙涙。。。
「はぁ〜いすくーるみゅーじか〜るぅ」と、アホ面して踊りださないでいるのに必死でしたわよ・・・



ストーリーとダンスシーンは文句なしに“ディズニー映画”らしくて、『HSM』ファンなら楽しめるはず〜
無理矢理な展開とかあり得ない設定はお約束なので、ある意味ファンタジーとして捉えながら脳みそユルユルにして挑むべき、、、
それにしてもザック・エフロンは何だか魂抜け気味です。。
劇中でもラブラブでプライベートでも恋人同士のヴァネッサ・ハジェンズとヤリすぎなのでは?
以前、ヴァネッサのお遊びヌード画像が流出して、ディズニーアイドルらしからぬスキャンダルになりましたが・・・
笑顔にもシマリがないし、目が落ち着き無いというか何だか今にも泣き出しそうな表情が多い。
某映画系雑誌で、手元も見ずに心あらずという感じでサインしている姿がクローズアップされ、
あまりの過密スケジュールで廃人状態だと書かれていました。
『ヘアスプレー』でジョン・ステイモス気味だったのがようやく薄れてカッコ良くなってきたのに、ちょっと心配です。
フットルース』のリメイクの決まっているみたいなんで、頑張ってほしいですよね。



アシュレイ・ティスデイルはやっぱり可愛かった!
ディズニーチャンネルのテレビドラマ・シリーズ『スウィート・ライフ』のイイ子ちゃん役は平均点な可愛さなんだけど
『HSM』で開眼したヒールなお嬢様役は、鼻中隔湾曲症のついでに(?)整形した鼻も際立っていい感じ。
声もキュートだし、踊れるし、アルバム『Headstrong』もアイドル・ポップ路線でよかった。
今回はウィグまでかぶって、ハイレグ気味の白いレオタード姿も披露してくれたので大満足です。(意外と肉付きよくて、そこがまたいい)
ちょっとブリトニーみたいだったけどね〜



ほんでもって監督はケニー・オルテガ
オルテガ監督は『チーターガールズ2』の監督です。
チーターガールズ2』は、ディズニーチャンネルの『レイブン見えちゃってチョー大変!』のレイブン・シモーネが主演の
オリジナル・ムービーです。
最近のディズニーチャンネルは絶頂期のハロプロ並みにシャッフルが多いのよね。
『ウェイバリー通りのウィザードたち』のセレナ・ゴメスと『キャンプ・ロック』のデミ・ロヴァートが共演したり。
でもこの場合は、レイブンが『チーターガールズ1』からもともと主演で『2』にも出演。
だけど、レイブンの脇を固めるキャストの3人が“チーターガールズ"としてブレイクし、積極的に活動しています。
なので『チーターガールズ3』には3人のみでレイブンは出てません。
このシンデレラ・ユニット“チーターガールズ”は、超肉付きのいい肉弾ガール3人が
二の腕ブルブルさせながらこれでもかってぐらいに激しく踊りまくるんだけど、、、
メインのひとりがちょっとヒラリー・ダフ似だったり(かなり増量キャンペーン中だけどね)、
恋のお相手をするボーイズは皆ヒョロリとした文化系男子で、これぞまさにディズニーといった感じ。
「私たちチーターガールズよ〜ん!!!イエ〜スぅ」みたいに全身の肉震わせて弾けてます。
そんでもってレイブンもかなりの肉弾系だから、シリーズ1,2ではチーター3人+レイブンで4人の肉弾ガールズに!
日本でのブレイクはどうなのかしらね〜
それより、オルテガは私の大好きな『ダーティ・ダンシング』の振付をやっていたなんて、
ツボにくるのも納得です!!!
あの群舞ダンスはまさに真骨頂。


↓『Cheetah Girls 2』




もちろん、サントラもよいですよ〜
「Now On Never」が一瞬にして胸キュンなハイスクールな気分を呼び覚ましてくれます。
あのPVを観るたんびに
体の中でジワっとしたものが放出されまくりです。


ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー(DVD付)

ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー(DVD付)

『ポリス・バカデミー/マイアミ危機連発!』

パラマウントさんのおバカコメディ同時リリースの中のラスト、『ポリス・バカデミー』を観ました。
一連の同時リリース作品の最後にやっと辿り着きました(笑)!
本作は『ナイト・ミュージアム』の原案/脚本、『燃えよ!ピンポン』の監督/脚本を手掛けたロバート・ベン・ガラントが
人気テレビシリーズ『RENO 911!: MIAMI』を映画化したおバカ作品。(本作では監督/脚本/出演までこなしてます。)
アメリカのコメディ専門チャンネル「コメディセントラル」の人気番組みたいだけど、知らないからねぇ・・・
でも、そんな危惧はつかのま、思いの外楽しめました。
ふんだんに盛り込まれるゲイ・レズビアンネタとか、下ネタなどはわかりやすいし、
画面から溢れ出すチープな雰囲気は、リアリティショーを見ているみたいです。
キャストのビジュアルでもすでに笑えたり、俳優たちのキャラクターが絶妙。
あのオフビートなテンポにハマれば嫌いじゃないはず。



サウスランド・テイルズ』『ゲット スマート』でも好演していた筋肉俳優ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン
カメオ出演して笑わせますよ〜


ポリス・バカデミー/マイアミ危機連発! [DVD]

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